Skip to content
cccskills
FreePublished on GitHub

logic-jp-check

文章・主張・論証・レポート・メール・仕様などが「論理として通っているか」と「日本語として明快か」を最小手数で点検する。「これ論理的?」「ロジックチェックして」「論証の穴を探して」「主張と根拠は合ってる?」「この説明が分かりにくい」「文章を簡潔にして」「テクニカルライティングとして直して」といった依頼で必ず使う。

「この文章、翻訳っぽい/直訳調/訳語臭い/英語をそのまま訳したみたい/不自然な日本語」「カルクを直して」も必ず拾う。表記ゆれ・用語のゆれ・敬体常体の混在・文体の乱れも見る。下書きの推敲、議論の検証、説明文・仕様・提案の改善でも起動すること。

The English summary is being prepared. Showing the original description.

See how to install

Files included (1)

  • SKILL.md8.8 KB

SKILL.md (original)

Review the instructions the agent will receive before you install.

ロジカルチェック(思考 × 日本語)

正しい結論 = ファクト × ロジック。それを誤解なく日本語に載せる。 前者を波頭亮『思考・論理・分析』、後者をJTCA『日本語スタイルガイド』(簡潔・明快・誤解されない)で点検する。

進め方

  1. 対象を論理面と日本語面で点検する。下のチェックは内部の視点であり、全項目は出力しない。
  2. 出力は引っかかった点だけを挙げる。問題なしの項目は書かない(肥大を避ける)。
  3. 各指摘に直し方を一言添える。必要ならリライト案を出す。

論理(波頭『思考・論理・分析』)

A 主張と根拠

  • 主張と根拠が別々の命題として立っているか。単語だけ、主張だけは論理にならない。
  • 根拠と主張は意味でつながるか。無関係な二つ(乖離命題)を並べていないか。

B 推論の型

  • 演繹なら、置いた大前提は普遍的に真か。個人の経験・好み・「べき論」を普遍の前提にしていないか。
  • 帰納なら、事例数と偏りは足りるか。外れ値を切り捨てていないか。一般化が飛びすぎていないか。

C ファクト

  • 前提の各命題は現実と合うか。形式が妥当(valid)でも、前提が偽なら結論は偽で、真(truth)ではない。現実に正しいことだけが正しい。

D 分け方(比較・要素分解をするとき)

  • 比べる対象の抽象度はそろうか(ディメンジョン)。
  • 切り口=分類基準(クライテリア)は目的に合い、示されているか。
  • モレとダブりはないか(MECE)。

E 因果(原因を述べるとき)

  • 相関を因果と取り違えていないか。共通原因(第三ファクター)はないか。
  • 直接の原因(近因)か。逆向き・相互の因果ではないか。その因果は十分に強いか。

F 深さと自覚

  • 「なぜそうなるか(Why so?)」を一段で止めず詰めたか。
  • 結論を先に決めて都合よく解釈していないか(バイアスの自覚)。

日本語(JTCA『日本語スタイルガイド』)

各チェックは「美しいか」でなく「この欠陥があるか」を見る欠陥検出器。点数化しない(美・滋味・品格は測れない。品質を数値で出すならA層の欠陥密度だけ)。最大の敵は擬陽性なので、まず文体を判定する——文学・修辞・カジュアルでは反復強調・意図的な文体切替・曖昧・表記の遊びが正当で、その場合は指摘しない。各項目末の「除外」はその上の個別の歯止め。出力は A=反証可能な欠陥→〔指摘〕/B=数えられる癖(感覚系)は確度が低い→〔助言〕で分ける。

解釈の制御(明快さ。ここが主役)

  • 一文一義:係り受けが2通り以上に取れるか。一文を短くする。除外:長い=曖昧ではない。文脈で一意に決まる曖昧さは叩かない。(一文一義は「情報を一つ」でなく「解釈を一つ」の意。)
  • 主述対応:主語と述語がねじれていないか。除外:日本語は主語省略が自然——省いて一意なら欠陥でない(主格の非明示はむしろ名文)。
  • 簡潔:「することができる」→「できる」、「初期化を行う」→「初期化する」(サ変名詞+を行う)。不要な「〜的/〜性/〜化/〜上」、過剰な受動態・二重否定・名詞化、情報量ゼロの決まり文句(「〜と言っても過言ではない」等)、外しても意味が変わらない修飾を削る。除外:定着語(可能性・具体的・重要性)と必要な受身(被害・自発・尊敬)、機能している比喩・反復は残す。
  • カルク(訳語臭の中核):英語の語・比喩・構文をなぞっていないか。判定は逆翻訳テル——怪しい箇所を英語に戻し、英語の慣用句・固定表現・有標な構文にそのまま戻って、その形のまま日本語になっていればカルク(例:同じページにいる→認識が揃う、テーブルの上にある→検討中、針を動かす→効果を出す)。ただし、単に文法的な普通の文に戻るだけ(「私は学生です」→"I am a student")はカルクではない——ここを混同すると自然な日本語まで叩く(擬陽性が最大の敵)。直すときは英語を捨て、日本語で選び直す。
    • ルールの盲点=一語訳:単語は慣用句でないので逆翻訳テルに掛かりにくい。status→「位置づけ・区分」、authority→「拠りどころ」、native→「標準で・組み込みで」。辞書の一番目を疑う。
    • 除外(擬陽性回避):定着した借用語(データ・リスク・ストレス等)と、普通の否定文(「これは問題ではない」)はカルクではない。 シードは「ルールが取りこぼす型」だけ載せる(現状は一語訳のみ)。型が増えたと感じたら、シードを足さずルールの一文を研ぐ。別ファイルは作らない。
  • 明快:専門語・略語は初出で定義する。体言止め・名詞化で「誰が何をするか」を曖昧にしない。除外:対象読者が知る語は定義不要。一意な体言止めは可。
  • 具体:抽象語を具体語・数値・固有名に置く。曖昧な指示語を減らす。除外:一般原則・定義は抽象でよい。具体化は「曖昧で動けない」時だけ。

一貫性(一物一名:同じものは同じ語・表記・格で書く。混ぜると読者は別物だと思う=誤解の主因)

  • 用語の統一:同じ概念をその都度ちがう語で言い換えていないか(始める/開始する/スタート、使う/利用/活用 を混ぜない)。逆に、ちがう概念を同じ語で呼んでいないか。除外:(a) 本物の曖昧・目立つ単調がある時の言い換えは可(代名詞か同語反復で済むなら優先)、(b) 固定するのは鍵語だけ——助詞・接続・動詞まで一律に縛らない。真因は語でなく情報の重複——語の反復は罰しない(一物一名はむしろ要求)。消すのは重複した情報で、一度言って先へ進む。
  • 表記:同一語で漢字と仮名が混在していないか(出来る/できる)。補助動詞・形式名詞は開く(〜という事→ということ)。係り受けを切る読点の欠落。除外:統一されていれば漢字でも仮名でもよい。読点の打ちすぎも欠陥。
  • 語格:敬体(です・ます)と常体(だ・である)の混在、文体に合わない俗語、ら抜き・い抜きの崩れ。除外:くだけた文体・話し言葉で統一されていれば俗語もら抜きも可。意図的な切替(引用・強調)は可。

感覚(欠陥のみ=B層・助言扱い。音読の美・滋味の有無は判定しない=LLMは測れないので褒めない)

  • リズム(数えられる癖だけ):同一助詞の3連(のの/がが/を…を…を)、文末の単調な反復(だ。だ。だ。)、句点なしの長文、漢語の過密。

出力形式

## 論理
- 〔型 A–F〕指摘 → 直し方
(なければ:問題なし)

## 日本語
- 〔指摘〕〔チェック名〕欠陥 → 直し(A層:一文一義・主述・簡潔・カルク・明快・具体・用語統一・表記・語格)
- 〔助言〕〔リズム〕癖 → 直し(B層:確度低・任意)
(なければ:問題なし。文体が文学・カジュアルなら適用除外した旨を一言)

## リライト案
(短ければ全文、長ければ該当箇所のみ。求めがなければ省略可)

本スキル自身もこの基準で書く(当然、カルクも表記ゆれも入れない)。

Reviews

No reviews yet. Tell others what you thought.

Comments

No login needed. Share how it worked for you, ask a question, or note where it did not run.

No comments yet. Be the first to write one.

Comments are published right away. Do not include personal information such as email addresses or phone numbers. Up to 2 URLs.

0 / 1,000 characters

This form is protected by reCAPTCHA, and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

More skills from this repository

日本語の文章・メール・レポート・仕様・ドキュメントが「日本語として明快か(簡潔・明快・誤解されない)」を最小手数で点検する。「この説明が分かりにくい」「文章を簡潔にして」「読みにくい」「日本語を整えて」「テクニカルライティングとして直して」といった依頼で必ず使う。「この文章、翻訳っぽい/直訳調/訳語臭い/英語をそのまま訳したみたい/不自然な日本語」「カルクを直して」も必ず拾う。表記ゆれ・用語のゆれ・敬体常体の混在・文体の乱れも見る。下書きの推敲、説明文・仕様・提案の文章改善でも起動すること。(論理・論証の妥当性もまとめて見るなら logic-jp-check を使う。)

The English summary is being prepared. Showing the original description.

Forest-Project-Lab/jp-writing-skills8Updated Jun 27, 2026

See all skills by Forest-Project-Lab

Report a problem with this skill