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consulting-pptx-skillでコンサル品質のスライドをAIで作る

cccskills 編集部読了 約 11 分

会議資料のスライドをAIに作らせると、ページごとに見た目がばらつき、そのままでは使いにくいことがあります。consulting-pptx-skillは、設計規約slide-rules.mdと62型のHTMLパーツ集をもとにデッキを組み、check_deck.pyの機械チェックで仕上げるスキルです。この記事では、できることと入れ方を紹介します。既存のPowerPointに同じ書式でページを足す使い方も扱います。

この記事でわかること

  • 設計規約slide-rules.mdと62型のパーツ集でデッキを組む流れ
  • check_deck.pyなどの機械チェックとPDF目視による仕上げ
  • 既存のPowerPointに同じ書式でページを足す方法
  • 頼み方で変わる出力形式と、動かすのに必要な環境
  • npx skills addとClaude Codeでのインストール手順
目次

consulting-pptx-skillでできること

consulting-pptx-skillは、経営会議に出せる品質のスライドを作るためのスキルです。中心にあるのは設計規約references/slide-rules.mdで、エージェントは作成前にこの規約を全文読みます。そのうえでHTMLのパーツ集からたたき台を組み、規約の範囲で調整して仕上げる流れです。

成果物は16:9のHTMLと、Chromeで印刷したPDFです。HTMLでは1つのsectionがスライド1枚に当たります。PowerPointのファイルが欲しいときは、そう明示して頼めば最後に変換してくれます。

規約とパーツ集で組む

規約には、資料の中身と見た目の両方の決まりがまとまっています。SKILL.mdに載っている要点から、いくつかを紹介します。

  • タイトルには結論を書き、です・ます調にしない
  • 1枚のスライドで伝えるメッセージは1つにする
  • 表は行を項目、列を観点にした「軸のある表」にする
  • 角丸を使わず、推移や構成比はグラフで描く

パーツ集は2つのHTMLファイルに分かれています。基本で足りないときに、追加のほうを使う構成です。

パーツ集型の数主な中身
基本 freeform_parts_16x9.html27表紙、全体マップ、矢羽、前提→帰結、軸のある表、評価表、分布図など
追加 freeform_parts_more_16x9.html35エグゼクティブサマリー、積み上げ棒、ブリッジ、散布図、マトリクス、ロードマップ、ガントなど

たたき台は、scripts/new_deck.pyにパーツ番号を並べて1本のHTMLとして生成します。CSSの結合やページ番号の振り直しは、スクリプトの担当です。62型を印刷したassets/SlideCatalog_16x9.pdfもあるので、型は目で見ながら探せます。

型は発想帳として使う

このスキルでは、型カタログをレイアウトの発想帳と位置づけています。スライドを型に合わせるのではなく、ストーリーに合う型を選び、合わなければ捨てて自由に組むという考え方です。1枚ごとに「この型のままでよいか」を疑うことも、手順に含まれています。

機械チェックで仕上げる

仕上げではscripts/check_deck.pyで規約を機械的に検査し、FAILが0になるまで直します。残ったプレースホルダーや、型名のままのタイトルもFAILの対象です。続くscripts/check_layout.mjsは実際に描画し、重なりやはみ出し、版面の40%超が空いたページを検出します。

機械チェックの後は「フレッシュアイ・レビュー」に進みます。作り方を伏せた別のエージェントに、デッキを読ませる工程です。

最後にPDFにして全ページを目視します。棒が潰れる、下半分が空くといった崩れは目視でしか分からないと、SKILL.mdは明記しています。

こんな人に向いています

向いているのは、社内会議や提案のスライドを、AIで一定の品質まで下書きしたい人です。AIに任せると見た目が毎回ばらつく悩みには、規約とチェックで基準を固定するこのやり方が合うと考えられます。

  • 経営会議や定例の資料を、結論先行の構成で下書きしたい人
  • チームで作るデッキの見た目を、規約に沿ってそろえたい人
  • 既存のpptx資料に、同じ書式のページを足したい人
  • 自社の規約や禁止語を足して、組織向けに育てたい人

一方で、1枚だけ手早く作りたい場面では重く感じるかもしれません。規約の通読から全ページの目視まで、工程が多いためです。角丸禁止など装飾の決まりも強いので、自由なデザインを優先したい資料には合わないでしょう。

インストール方法

ターミナルから入れる場合は、次のコマンドを実行してください。

npx skills add https://github.com/carnot-tech/jinba-consulting-pptx-skill --skill consulting-pptx-skill

Claude Codeに頼んで入れる場合は、次の文面をそのまま送ってください。

次の Agent Skill をインストールしてください。
https://github.com/carnot-tech/jinba-consulting-pptx-skill

まず SKILL.md と付属ファイルの中身を確認し、不審な処理(外部への送信、認証情報の読み取りなど)がないことを確かめてから、~/.claude/skills/consulting-pptx-skill/ に配置してください。

すべてのプロジェクトで使うなら、置き場所は~/.claude/skills/です。特定のプロジェクトだけで使うなら、そのプロジェクトの.claude/skills/に置いてください。配布元はGitHubのcarnot-tech/jinba-consulting-pptx-skillです。

使い方の例

SKILL.mdには、「コンサル品質のスライドを作って」「規約に沿ったデッキで」「型カタログから選んで」「このpptxに足すページを同じ書式で」というトリガー例が載っています。これに目的や中身を添えて頼むと、スキルの手順どおりに進みやすくなります。

新しくデッキを作る

来期の新規事業の検討状況を経営会議で報告します。コンサル品質のスライドを10枚前後で作ってください。

この依頼なら、進め方はSKILL.mdの手順どおり次の順番です。

  1. 目的・成果物の定義・スコープを3〜5行で先に合意する
  2. 1枚1行のタイトル列(ストーリーライン)と、各ページの見せ方を決める
  3. new_deck.pyでたたき台を生成し、プレースホルダーを実物に差し替える
  4. 規約の範囲で調整し、check_deck.pyとcheck_layout.mjsを通す
  5. フレッシュアイ・レビューとPDFの全ページ目視で仕上げる

返ってくるのは、機械チェックを通したHTMLとPDFです。

規約に沿ったデッキで、社外向けの提案書を作ってください。顧客名のリストは~/.config/deck-forbidden-terms.txtにあります。

社外に出すデッキでは、--forbidオプションで顧客名や案件コードの混入を検査します。HTMLのコメントや属性に残った語も検出しますが、語そのものは出力に出しません。

既存のPowerPointにページを足す

このpptxに足すページを同じ書式で、市場規模の推移を示す1枚を作ってください。PPTXでお願いします。

この場合は変換を使わず、渡された資料のマスターの上に直接ページを組みます(slide-rules §8.7)。measure_deck.pyで書式を測ってskin.jsonに書き出し、deck_pptx.pyで組んでからcheck_deck.py --houseで検査する流れです。返ってくるのは差し込むページだけのファイルで、資料へ入れる作業は利用者が行います。

注意点

出力の形式は、頼み方によって変わります。既存資料のマスター上に直接組むのは、既存のPowerPointを渡されてPPTXで求められたときだけです。PPTXへの変換も、「PPTXで」「パワポにして」と明示したときに限られます。

頼み方出力主に使うスクリプト
形式の指定なしHTMLとPDFnew_deck.py、check_deck.py、check_layout.mjs
「PPTXで」と明示編集できるPPTXhtml_to_pptx.py
既存のpptxを渡してPPTXで依頼差し込むページだけのPPTXmeasure_deck.py、deck_pptx.py

動かすにはPython 3が要ります。check_layout.mjsはplaywrightを使うので、npm run setupで入れておいてください。PDF化はChromeのヘッドレス印刷で行い、SKILL.mdの例はmacOSのパスで書かれています。

PPTX変換には、Node 22以上とChrome、python-pptxが必要です。SVGのチャートや図は画像になり、中の数値は編集できません。

書体はYu GothicとYu Minchoに置き換わり、行末が1字ずれることもあります。そのため、目視は省けません。

既存資料に組んだPPTXは、PowerPointで開く前に必ずcheck_deck.pyを通してください。不正なファイルを開くと、PowerPointに修復のダイアログが残るためです。

安全面では、スキルが更新の取り込みやPRの作成を提案してくる点を知っておくとよいでしょう。セッションの最初にgit fetchで更新を確かめ、汎用的な指摘は本体へのPRとして一度だけ提案する仕組みです。

gh pr createまで進むのは、承諾したときに限られます。それでも顧客名などが混ざらないよう、push前に差分を自分でも確認してください。ライセンスはMITです。

関連スキル

できあがったPDFを手直ししたいときは、nano-pdfが候補になります。PDFの指定ページについて、タイトルの変更や誤字の修正を自然な言葉で指示できるスキルです。

スライドではなく文書の形で説明をまとめるなら、technical-documentationがあります。技術文書やエージェント向け指示ファイルの作成とレビューを支援するスキルです。

まとめ

consulting-pptx-skillは、規約と機械チェックでスライドの品質をそろえるスキルです。62型のパーツ集は発想帳として使い、ストーリーに合わせて組み替えます。新しいデッキの下書きにも、既存のPowerPointへのページ追加にも使えます。

手順は多めなので、会議や提案の資料を安定した品質で作りたい場面に向くスキルです。詳しくはcccskillsのページをご覧ください。

よくある質問

PowerPointのファイルで受け取れますか
受け取れます。「PPTXで」「パワポにして」と明示すれば、仕上げたHTMLをhtml_to_pptx.pyで変換します。修正はHTML側で行い、変換は最後に1回だけにする方針です。
自社の規約や禁止語を反映できますか
local/フォルダにslide-rules.local.mdやforbid.txtを置くと、本体の規約の後に読まれます。本体のファイルは書き換えないので、スキルの更新を取り込んでも衝突しません。
スライドの色は変えられますか
既定は、生成りの地に濃茶の文字を置いた暖色系です。各パーツ集の<style>冒頭にある:rootのトークンで変えられます。ネイビー系の値も、コメントとして同梱されています。
機械チェックに通れば完成ですか
完成ではありません。機械チェックが見るのは、重なり・はみ出し・規約違反に限られます。PDFにして全ページを目視する工程も、手順に含まれています。

このスキルを試す

consulting-pptx-skill の入れ方とインストールコマンドは、cccskills のスキルページにまとめてあります。

この記事は、公開されている SKILL.md と cccskills の紹介文をもとに AI(Claude)が下書きし、cccskills 編集部の方針に沿って推敲・公開しています。正確な仕様はスキルのページで原文を確認してください。

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