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freee会計や勤怠をAIで操作する ― freee-api-skill

cccskills 編集部読了 約 8 分

この記事の結論

こんな人に
freee会計や人事労務を毎日使っていて、経費申請や勤怠、試算表の確認をAIエージェントに任せたい経理・労務の担当者
入れると
  • 「この支出を取引として登録して」と頼めば、事業所の確認から登録まで進む
  • 勤怠打刻や工数登録の必須項目を、APIリファレンスから調べてもらえる
  • 試算表の取得や未承認仕訳の確認を、freeeの画面を開かずに頼める
向かない人
freeeを使っていない人や、freee-mcpの接続と認証を用意できない環境で使いたい人

freee-api-skillを入れると、freeeを使う経理・労務の担当者が、経費申請や取引登録、勤怠打刻、試算表の確認をAIエージェントに日本語で頼めるようになります。この記事では、freee-mcpとの関係と対応する業務の範囲を説明し、インストール手順、依頼文の例、使う前に確かめたい注意点を順に紹介します。

目次

使うとこうなる

経理の確認作業を、ふだんの言葉で頼めるようになります。たとえば月末に、次のように送ったとしましょう。

今月の試算表を見せて。未承認の仕訳が残っていないかも確認して

エージェントはまず、AIとfreeeをつなぐfreee-mcpを通じて、操作する事業所を確かめます。次に試算表・総勘定元帳のレシピ(よくある操作の手順書)を読み、APIの仕様を確認してから今月の試算表を取得する流れです。このレシピは未承認仕訳の確認も扱っているので、締め前のチェックまで一度に頼めます。

依頼文には「freee」という言葉が入っていません。このスキルは、会計処理や人事労務、請求・見積などの依頼なら、freeeと明示されていなくても使われる前提で書かれています。freeeの画面を開かずに、ふだんの言葉で経理や労務の確認を頼めるのが、このスキルの使いどころです。

結果をグラフや表、HTMLにまとめるときは、スキルに同梱された配色指定が使われます。社内向けの資料に貼る場合も、見た目をそろえやすくなります。

freee-api-skillでできること

freee-api-skillは、freee APIの詳しいリファレンスと使い方ガイドをエージェントに渡すスキルです。データの参照や登録を実際に行うのは、MCPサーバー(AIと外部サービスをつなぐ接続ツール)のfreee-mcp。スキルが「どのAPIに何を渡すか」を教え、freee-mcpが呼び出すという役割分担になっています。

対応する領域は広く、freeeの主要なサービスをひととおり扱えます。頼める作業を領域ごとにまとめると、次のとおりです。

領域頼める作業の例
会計経費申請、取引(収入・支出)の登録、振替伝票、支払依頼、試算表・総勘定元帳の取得
人事労務従業員情報や給与明細の確認、出退勤・打刻・休憩の登録
請求書請求書・見積書・納品書の作成や確認
工数管理プロジェクトの確認、工数実績の登録
販売案件・受注・売上の管理
IT管理メンバー、SaaSアカウント、アプリ、備品、部署の管理
固定資産固定資産の一覧・登録・更新・削除
業務委託管理業務委託先の企業ユーザーや部門の参照
サーベイ・開業・人事評価サーベイ企画と実施回の取得、開業申請用データの参照・更新、人事評価結果の取得
申告法人税申告データや帳票の参照
サイン(電子契約)電子契約の文書管理(freee-sign-mcpが別途必要)

よくある操作向けには、19本のレシピがあります。経費申請、取引、勤怠、請求書、工数、固定資産などについて、手順と注意点をまとめたものです。工数を人事労務の情報と突き合わせて安全に登録する手順や、固定資産の更新・削除をどこまでAIに任せるかの判断も入っています。

エージェントは次の順で作業を進めます。

  1. 操作する事業所を確認する
  2. 該当するレシピを読む
  3. 必要に応じてAPIリファレンスで項目を調べる
  4. freee-mcp経由でAPIを呼び出す

最初に事業所を確認するのは、freeeのデータが事業所ごとに分かれているためです。ここを誤ると、意図しない事業所のデータに触れてしまいます。

APIの仕様を調べる用途にも向いています。リファレンスに載っているのは、各APIのパラメータ、リクエストボディ、レスポンスです。必須項目には印が付いており、法人税の帳票XMLの各要素と紙の帳票の項目との対応表も含まれています。

インストール方法

インストールは、コマンドで入れる方法とClaudeに頼んで入れる方法の2通りです。前提として、freee-mcpの接続と認証が必要です。まだ接続していなくても、このスキルを入れておけばエージェントが接続手順を案内します。

コマンドで入れる場合は、次を実行してください。

npx skills add https://github.com/freee/freee-mcp --skill freee-api-skill

Claudeに頼んで入れる場合は、次の文面をそのまま送ってください。

次の Agent Skill をインストールしてください。
https://github.com/freee/freee-mcp/tree/main/skills/freee-api-skill

まず SKILL.md と付属ファイルの中身を確認し、不審な処理(外部への送信、認証情報の読み取りなど)がないことを確かめてから、~/.claude/skills/freee-api-skill/ に配置してください。

置き場所も2通りあります。すべてのプロジェクトで使うなら~/.claude/skills/、特定のプロジェクトだけで使うならそのプロジェクトの.claude/skills/に置きます。配布元はGitHubのfreee/freee-mcpです。

使い方の例

依頼文は、やりたい作業をそのまま書けば十分です。代表的な3つの例を紹介します。

現在の事業所を確認して、この支出を取引として登録して

エージェントは事業所を確認し、取引のレシピと仕様を見ながら必要な項目をそろえます。そのうえで、支出の取引を登録する流れです。

今日の出勤と退勤の打刻を登録して。休憩は12時から1時間

この依頼では、勤怠のレシピに沿って出退勤と休憩を登録します。勤怠レシピが扱うのは、出退勤・打刻・休憩の登録です。

この案件の工数実績を登録したいので、必要な項目を調べて

この場合はいきなり登録せず、工数管理のリファレンスから入力すべき項目を整理して示します。項目を確かめてから登録まで進めたいときに便利です。

注意点

使える機能は、freee-mcpの接続方式によって変わります。リモート版とローカル版の違いは次のとおりです。

接続方式使える範囲の違い
リモート版サーベイ、開業、人事評価のAPIはリモート版でのみ使える。認証は自動で処理される
ローカル版ファイルボックスへのファイルアップロードはローカル版でのみ使える。最初に認証の操作が必要

ローカル版でリモート版限定の機能を頼むと、エージェントは呼び出さずに切り替えを案内します。電子契約を扱うには、freee-mcpとは別にfreee-sign-mcpの設定が要ります。

会計や人事のデータを直接書き換えるので、登録・更新・削除は実行前に内容を確認してください。とくに取引の登録や勤怠の打刻は、金額や日時を一度見せてもらってから実行を指示すると安全です。事業所を切り替えた場合は、操作先が正しいかも確かめてください。

うまく動かないときの原因は、主に3つです。1つ目は、スキルのバージョンがfreee-mcpより古い場合。このときはスキルを最新版に更新します。

2つ目は、認証エラーが続く場合です。リモート版ならコネクタを一度削除して追加し直し、ローカル版なら認証情報をクリアしてから再認証します。3つ目はfreee API自体の機能制限で、これはfreee-mcpでは解決できません。

ライセンスはApache-2.0です。入れる前にSKILL.mdと付属ファイルの中身を読み、不審な処理がないことを確かめてください。

まとめ

freee-api-skillは、freee-mcpと組み合わせて、freeeの経理・労務・請求・工数などの作業をAIエージェントに頼めるようにするスキルです。経費申請や取引登録、勤怠打刻、試算表の確認を、画面操作の代わりに日本語の依頼で進められます。

APIの必須項目を調べる用途にも使えるので、freeeとの連携を作る人の調べものも楽になります。まずは参照系の依頼から試し、登録は内容を確かめながら進めてください。

cccskills のページ

よくある質問

freee-mcpを入れずに使えますか
使えません。このスキルはAPIの仕様と手順を渡す役割で、データの操作はfreee-mcpが行います。未接続の状態で頼むと、エージェントが接続手順を案内します。
freeeサインの電子契約も扱えますか
扱えますが、freee-sign-mcpの設定が別途必要です。サイン用のツールが使える状態になっていれば、エージェントはサイン専用のガイドを見ながら文書を操作します。
リモート版とローカル版のどちらを選べばよいですか
使いたい機能で決めます。サーベイ、開業、人事評価を扱うならリモート版、証憑ファイルのアップロードをしたいならローカル版が必要です。
別の事業所のデータを触ってしまう心配はありませんか
作業の最初に、事業所を確認する手順が組み込まれています。指定した事業所が現在の事業所と一致しない場合はエラーになり、切り替えてから実行し直します。

このスキルを試す

freee-api-skill の入れ方とインストールコマンドは、cccskills のスキルページにまとめてあります。

この記事は、公開されている SKILL.md と cccskills の紹介文をもとに AI(Claude)が下書きし、cccskills 編集部の方針に沿って推敲・公開しています。正確な仕様はスキルのページで原文を確認してください。

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