アクター一覧の新規作成・更新・レビューを支援する。AI駆動開発成果物フローのビジネス要求(D1)に位置する成果物で、本システムに関わるすべての人間アクター(関係者)を一覧化する文書。TOGAFのActor Catalog相当。BRDの下流に位置する成果物。後続の成果物であるプロダクト要求仕様書やユーザーストーリー一覧、C4モデルレベル1、C4モデルレベル2、L1シーケンス、L2シーケンスなど、様々な成果物から参照される。BRD策定後、アクター整理の段階で呼び出す。
d9-test-perspectives
D9 テスト観点一覧の新規作成・更新を行う。システムテスト計画書の作成後、テストスコープごとに確かめる観点を洗い出す段階で呼び出す。
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SKILL.md(原文)
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D9: テスト観点一覧
遵守すべき重要ルール
- 確かめる事柄と結果を分けて記載する: テスト観点は体言止めで、確かめる事柄の名前を記載する。期待値は「〇〇であること」「〇〇できること」の1つの結果にする。成否が別々に分かれる結果は、観点を分けて記載する。どちらにも関数名・変数名など内部実装の用語は使わない。
- 具体値を記載しない: テスト観点と期待値のどちらにも、境界の値・区分値・件数などの具体値は記載しない。どの値で確かめるかはテスト仕様書が決める。状態が移る行の期待値には、遷移先の業務状態の名前を記載する。
- 1行に1つの観点だけを記載する: 1つの要件から複数の観点が生まれるなら行を分け、同じ意味の観点を重複させない。
- 計画書で決めた範囲の外に出ない: 観点は計画書の対象スコープについてだけ洗い出し、テスト技法は計画書のテスト設計技法でそのテストスコープに挙げたものだけを使う。対象外のスコープと非機能テストの観点は作らない。
- 上流の成果物を直さない: 上流の漏れや誤りに気づいたら、直さずにユーザーへ伝える。
- ID を振り直さない: 採番済みの
TVP-*と行の対応は変えず、欠番も再利用しない。表記は最大番号の桁数で先頭を0埋めする。2桁ならTVP-01、3桁ならTVP-001とする。
インプットする成果物
| 成果物のパス | 内容 |
|---|---|
docs/D8.test-plan/overall-test-plan.md | 全体テスト計画書。テストタイプを、業務シナリオの観点の要否判断に利用 |
docs/D8.test-plan/system-test-plan.md | システムテスト計画書。テストスコープとテストアイテムと優先度を、観点の対象の選定とテストアイテム・優先度の引き継ぎに利用。適用するテスト技法を、観点の補完に利用 |
docs/D1.business-requirements/user-story-list.md | ユーザーストーリー一覧。参照元のユースケースの関連 US が、一覧の全 US-* を含むことの確認に利用 |
docs/D1.business-requirements/use-case-list.md | ユースケース一覧。観点の参照元と関連 US の確認に利用。業務シナリオの行では、トリガと主要価値を単位と期待値に利用 |
docs/D2.system-requirements/function-list.md | 機能一覧。機能の概要を、観点の根拠に利用 |
docs/D2.system-requirements/screen-list.md | 画面一覧。画面の名称を、画面名の特定に利用 |
docs/D2.system-requirements/screen-flow-diagram.md | 画面遷移図。画面間の遷移を、画面操作の観点の洗い出しに利用 |
docs/D3.system-design/c4-level2-container.md | C4モデル レベル2。連携方式を、非同期の観点の洗い出しに利用 |
docs/D3.system-design/c4-level2-sequences/*.md | C4モデル レベル2シーケンス。処理の流れ・分岐・エラー時の振る舞いを、観点の根拠に利用 |
docs/D3.system-design/batch-list.md | バッチ一覧。バッチの起動条件と処理内容を、観点の根拠に利用 |
docs/D3.system-design/screen-designs/*.md | 画面設計書。入力項目の必須・桁数・型・値域と画面の振る舞いを、観点の根拠に利用 |
アウトプットする成果物
| 成果物のパス | 内容 |
|---|---|
docs/D9.test-design/test-perspectives.md | テスト観点一覧 |
アウトプットに使用するテンプレート
| テンプレートのパス | 内容 |
|---|---|
.claude/skills/d9-test-perspectives/template.md | テスト観点一覧のテンプレート |
処理
1. 分岐する
- もし
docs/D8.test-plan/system-test-plan.mdが無いなら、システムテスト計画書が先である旨を伝えて終了する。 - もし
docs/D9.test-design/test-perspectives.mdが無いなら、§2(新規作成)に進む。 - それ以外なら、§3(更新)に進む。
2. 新規作成
2.1 テストスコープと画面の全体像を列挙する
計画書のテストスコープから、対象の STPLAN-SCOPE-* とテストアイテムと優先度を並び順に記載する。優先度は 高/中/低 だけを取り、計画書の 【要確認】 は除く。それぞれに紐づく機能・バッチ名を同じ表から引き、その機能・バッチ名に対応する画面の名称を画面一覧から引く。バッチ一覧が無いときは BATCH-* は無いものとして扱う。画面設計書が無いときは、画面一覧・画面遷移図・シーケンスから観点を記載し、参照元には使った成果物を記載する。
2.2 テストスコープごとに観点を記載する
2.1 で列挙した順に、1つのスコープの行を記載し終えてから次のスコープに進む。画面設計書と C4モデル レベル2シーケンスは、そのスコープに関わるものだけを読む。
- テストアイテム、テストスコープ、機能・バッチ名、画面名、優先度: 2.1 で列挙した値を、そのスコープの全行に記載する。優先度は計画書の 高/中/低 だけを記載し、
【要確認】は転記しない。画面を伴わないスコープの画面名は「—」とする。 - 観点分類の当てはめ方:
- 対象の探し方: 画面なら入力項目・ボタン・表示領域、バッチなら処理のステップ、外部連携なら受け渡すデータに着目する。
- エラーの扱い: 異常時の振る舞いは独立した分類を作らず、各分類の中に含める(エラーメッセージの表示は「入力・バリデーション」に含める)。
- 用語の統一: 分類はプロジェクトに合わせて増減してよいが、全体で同じ分類名を使う。
- 観点分類ごとに要否を決める: 次の分類を上から順に検討し、そのスコープに当てはまるものだけを観点にする。
- 画面表示: 表示される情報が仕様どおりであること。並び順、絞り込みの結果、0件時の表示、上限を超えたときの表示に加え、操作した直後の見た目の変化も含む。
- 画面操作: 操作によって画面遷移図のとおりに遷移すること。条件に応じて操作の可否(ボタンが押せる・押せない等)が切り替わること。
- 入力・バリデーション: 正常な値を受け付け、不正な値はエラーメッセージを出して弾くこと。
- 状態遷移: 操作や処理によってデータの状態が変わること、または変わらないこと。
- データ保持: 画面での即時の反映ではなく、後から画面を開き直しても処理の結果が残っていること。画面名は開き直す先の画面とする。
- 排他制御: 複数人が同時に操作してもデータが壊れないこと。上流に同時操作時の定義がある場合だけ記載する。
- 外部連携: 外部システムと意図したデータを送受信できること。C4モデル レベル2 の連携方式が非同期なら、処理の遅延・順序の逆転・再送も観点にする。
- ファイル入出力: 取り込む、または出力するファイルの内容と形式が仕様どおりであること。
- ログ出力: 処理の正常・異常の結果が、運用で追跡できる形で記録に残ること。
- テスト技法: その観点に該当するものを記載する。無ければ「—」とする。
- テスト観点、期待値、参照元: 要否を決めた観点を、確かめる事柄と観測できる結果に分けて1行に記載する。根拠にした成果物とその中の箇所を参照元に記載する(「画面設計書 注文登録画面 入力項目」等)。その観点のユースケースも記載する。
- 前提条件: その観点を確かめる前の状態を、業務で使っている状態の名前で1文にする。画面名と操作の手順は記載しない。ログイン済みのような自明な前提は記載しない。同じ前提条件が続いても省略しない。
- 同じ性質のものはまとめる: 確かめる事柄が同じなら、対象が複数あっても1行にする。必須項目が10個あっても、テスト観点は「必須項目の未入力」、期待値は「エラーとなり受け付けないこと」の1行にし、個々の項目への展開はテスト仕様書で行う。
- 重なりを解く: 同じ操作について複数の分類で行ができたら、確かめる事柄を見比べ、同趣旨なら1行にまとめる。
2.3 業務シナリオの観点を記載する
計画書のテストタイプ(差分が無ければリンク先の全体テスト計画書)に業務シナリオを通しで確かめるテストがあるなら、ユースケースごとに1行を記載する。全体テスト計画書が無く、システムテスト計画書もテストタイプを「全体テスト計画に準拠」とだけ記載しているときは、業務シナリオの行は記載せず、その旨をユーザーに伝える。対象のテストスコープを1つも通らないユースケースは記載しない。観点分類は「業務シナリオ」、テスト技法は「—」とし、行は末尾にまとめる。
- テストアイテム、テストスコープ、機能・バッチ名、画面名: そのユースケースに対応する機能・バッチを機能一覧とバッチ一覧から引き、そのスコープと名称をすべて記載する。テストアイテムは、またがるスコープの計画書の値を記載する。同じなら1つにする。画面名は、そのユースケースに対応する画面を画面一覧から引き、C4モデル レベル2シーケンスで通る順に記載する。
- 優先度: またがるスコープの中で最も高い優先度にする。比べるのは 高/中/低 だけで、計画書の
【要確認】は除く。 - テスト観点、期待値、参照元: ユースケースのトリガから主要価値に至る流れを、始まりと終わりがわかる体言止めでテスト観点に記載する。期待値には、その主要価値が得られたことを「〜こと」で記載する。参照元にはユースケースと、そのシーケンスを記載する。
- 前提条件: シナリオを始める前に満たしておく状態を記載する。
2.4 仕上げる
TVP-* を上から通し連番で振り、最大番号の桁数で先頭を0埋めする。そのあと「完成時のセルフチェック」を実施する。
3. 更新
- インプットした成果物で変わった箇所に関わる行を §2 の手順で見直す。新しい観点には最大値の次の ID を、既存と同じ桁数で振る。桁が増えたときは、既存の ID も同じ桁数に揃える。不要になった観点は行を削除する。
- もし観点を追加・削除・変更したなら、
docs/D9.test-design/test-specification.mdとdocs/D9.test-design/test-data-requirements.mdの見直しが必要になる旨をユーザーに伝える。
完成時のセルフチェック
- 計画書のテストスコープの対象の
STPLAN-SCOPE-*がすべて、いずれかの行のテストスコープに現れている - 各行のテストスコープに、計画書に無い
STPLAN-SCOPE-*が現れていない - 各行のテストアイテムと機能・バッチ名が、そのテストスコープについて計画書が定めた値と一致しており、画面名を記載した行は、その名称が画面一覧にある
- 各行のテスト技法が計画書のテスト設計技法でそのテストスコープに挙げたものであり、挙げたもののうち観点が1つも無いものがない
- 同じ意味の観点分類に、表記の揺れた語(「入力・バリデーション」と「入力チェック」等)が混在していない
- 業務シナリオを除き、各行の優先度が、そのテストスコープについて計画書が定めた優先度(
【要確認】を除く)と一致している。優先度列に【要確認】が付いていない - 全行の前提条件・期待値・参照元が埋まっており、「同上」等で省略されていない。前提条件は始まる前の状態で、画面名が無い
- 1行に1つの観点だけが記載され、機能・バッチ名と前提条件が同じ行および同じ画面名の行の中に、テスト観点が同趣旨のものが無い
- テスト観点が体言止めで確かめる事柄の名前になっており、期待値が1つの結果で「〜こと」で終わっている。成否が別々に分かれる結果が1つの期待値に入っていない。どちらにも内部実装の用語と、境界の値・区分値・件数などの具体値が使われていない。状態が移る行の期待値には、遷移先の業務状態の名前がある
- 前提条件が1文で、画面名と操作の手順が無い
- 対象のテストスコープを通るユースケースがすべて、いずれかの行の参照元に現れている
- 参照元に現れたユースケースの関連 US に、ユーザーストーリー一覧の全
US-*が現れている - 性能・負荷・セキュリティのような非機能テストの観点が混ざっていない
- 参照元に挙げた成果物がインプットする成果物のいずれかであり、参照元に記載した
SCR-*・FUNC-*・BATCH-*・UC-*が上流に存在する TVP-*に重複が無く、最大番号の桁数で先頭が0埋めされている。業務シナリオを除く行が計画書のテストスコープの並び順で、同じスコープの中は観点分類の並び順になっており、業務シナリオの観点が末尾にまとまっている。更新時は既存の ID と観点の対応が変わっていない
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