Claude Code の並列エージェント(agent teams・teammate)の後始末と無応答時の打ち切りルール。`name` を付けて Agent を起動するとき、TeamCreate でチームを組むとき、teammate から `idle_notification` が届いたとき、評価ループ等で次のイテレーションのエージェントを起動する前、エージェントの返信が届かないときに参照する。`name` を付けない通常のサブエージェント起動だけなら対象外。
feature-spec
既存プロダクトへの機能追加の仕様を対話で固め、既存コード・既存仕様との整合を調査して REQ-# 契約付きの docs/dev/<対象>/spec.md を作成・改訂するスキル。/feature-spec <対象名> で明示的に呼び出されたときのみ使用する。
含まれるファイル(2)
- SKILL.md14.5 KB
- references/template.md2.7 KB
SKILL.md(原文)
インストールする前に、エージェントに与えられる指示の中身を確認できます。
feature-spec: 機能追加の仕様作成・改訂
既存プロダクトへ機能を足すときの 仕様書 1 本 を作る単機能スキル。成果物は
docs/dev/<対象>/spec.md で、全機能要求に一意 ID(REQ-#)を付ける。この ID は
下流のテスト工程・設計工程・レビュー工程が参照する トレーサビリティ鎖の上流起点 になる。
product-spec との住み分け
| product-spec | feature-spec(本スキル) | |
|---|---|---|
| 対象 | 新規プロダクトの立ち上げ | 既存プロダクトへの機能追加 |
| 調査の軸 | 競合・類似プロダクト調査(市場に何があるか) | 既存コード・既存仕様との整合調査(自分たちの中に何があるか) |
| 成果物 | 軽量ワンページの仕様ドラフト | REQ-# 契約を持つ spec.md |
| ID 契約 | なし | あり(REQ-# / AC-#) |
新規プロダクトのコンセプト固めなら /product-spec を使う。本スキルは
「動いているプロダクトがあり、そこへ機能を足す」場面専用で、競合調査の枠を
既存資産との整合調査 に置き換えている。
このスキルがやらないこと
- 実装しない。コードの作成・修正はこのスキルの範囲外。
- 基本設計を書かない。モジュール構成・インターフェース・データフローは
/basic-designの領分。仕様は「何を満たすか」まで、設計は「どう実現するか」。 - テスト成果物を作らない・直さない。
docs/test/<対象>/配下は testing スキル群の担当。 改訂モードでテスト成果物の改善提案を 読む ことはあるが、その提案の削除・更新はしない (testing 側の横断原則が担う)。 - 意味の検証を機械検査に委ねない。曖昧語の排除・記述品質は本スキルの責務(後述)。
このスキルが従う原則
1. 単体動作(graceful degradation)
- 成果物の既定パスは
docs/dev/<対象>/spec.md。<対象>は機能を表す kebab-case の 短い名前(英数字・ハイフンへ正規化)。 - プロジェクト側(
CLAUDE.md/AGENTS.md等)に成果物の配置規約があればそちらを優先する。 - 任意入力(あれば精度が上がるが、無くても成立する):
docs/dev/definition-of-done.md(完成の定義。受け入れ条件の粒度合わせに使う)docs/test/<対象>/配下のテスト成果物(改訂モードの改善提案の収集元)- 任意のレビュードキュメント・ユーザーの直接指示
- 任意入力が無いことを理由に中断しない。無い入力は「無い」と明示して先へ進む。
2. 調査優先 + 決定のみ質問
- 事実はリポジトリ調査で埋める。既存の実装・規約・命名・依存関係は、利用者に訊く前に 自分で調べる。
- 利用者にしか決められない判断だけ を
AskUserQuestion(推奨案を先頭)で確認する。 本スキルでは スコープの線引き・要求の取捨選択・優先度・改訂提案の採否 がこれに当たる。 - 流れは 調査 → ドラフト提示 → 承認 → 規約パスへ書き込み。承認前に確定ファイルを書かない。
3. 記述品質は本スキルの責務
ゲート(機械検査)は形式契約しか見ない。曖昧さの排除は書き手の責任 であり、 以下を仕様文から排する:
- 曖昧語: 「適宜」「など」「柔軟に」「必要に応じて」「可能な限り」「基本的に」「等」
- 主語・目的語の省略: 誰が・何に対して・いつ、が読み取れない文
- 検証不能な形容: 「高速に」「使いやすく」「安定して」(→ 数値・条件・観測手段へ開く)
- 定義なしの略号・コードネーム: 初出で正式名称を併記するか平易な表現に開く
各要求は 「この文を読んだ第三者がテストケースを書けるか」 を通過基準にする。 書けないなら分割するか、条件を足す。
4. Progressive disclosure
- 本文は簡潔に保ち、雛形は
references/に置く。 - テンプレ:
references/template.md(spec.mdの雛形)。 - 参考実例: このリポジトリの
docs/dev/shift-left-process/spec.mdは本テンプレの先行適用 (dogfooding)であり、実寸の記入例として読める。
REQ-# 契約(下流が依存する形式)
この契約は本スキルの成果物が満たすべき 形式 であり、下流工程の機械検査が検証する。
- 機能要求:
### REQ-01: <名称>の見出し + 箇条書き。番号は 2 桁ゼロ埋め、 一意・連番・欠番なし。1 要求 1 見出しで、複数の要求を 1 見出しに詰めない。 - 受け入れ条件:
| ID | 対象 | 条件 |のテーブル。ID はAC-01形式、 対象列に必ずREQ-#を書く(1 つの AC が複数要求にまたがるならREQ-09/10のように併記)。 - 非機能要求:
NFR-01形式。機能要求と ID 空間を分ける。 - ID は下流の鎖の起点:
REQ-#→ テスト条件TC-#→ テストケースCASE-#→ 欠陥D#。 下流成果物がREQ-#を参照するため、既存 ID の意味変更・削除は下流の参照を壊す。
手順
引数は <対象名>。省略されたら docs/dev/ 配下の既存ディレクトリを一覧して選択を求めるか、
新規なら一言で対象を確認する。
docs/dev/<対象>/spec.md の存在で 作成モード(無い)と 改訂モード(ある)に分岐する。
作成モード
手順 1: 要求を固める(grilling 連携)
grilling スキルを呼び出し、渡された対象名・依頼内容を起点に対話で要求の芯を固める。
呼び出し時の brief には、少なくとも以下のトピックを必ずカバーすることを明記する:
- 解く課題(今どう困っていて、この機能で何が変わるか)
- 対象ユーザー・利用シーン(既存プロダクトの誰が使うか)
- 既存の代替手段(今どう回避しているか。運用回避・手作業も含む)
- 満たすべき条件(何が成立したら「できた」と言えるか = 受け入れ条件の種)
- やらないこと(スコープ外の宣言。ここを詰めないとスコープドリフトの原因になる)
grilling の対話で合意に達するまで次の手順へ進まない。合意内容はメインセッションが 「要求要約」として簡潔にまとめて引き継ぐ(grilling 自体はドキュメントを生成しないため)。
手順 2: 既存資産との整合調査
要求要約をもとに、リポジトリを調査して以下を洗い出す。利用者に訊く前に自分で調べる。
- 重複機能: 同じ課題を既に解いている実装・設定・ドキュメントは無いか。 あるなら「新設ではなく拡張」が正解の可能性を提示する。
- 影響範囲: 変更が波及するモジュール・呼び出し元・設定・公開契約(API・CLI 引数・ ファイル書式)。破壊的変更になる箇所を特定する。
- 既存規約: 命名・配置・エラーハンドリング・ログ・テスト配置の慣習。新機能はこれに従う。
- 既存仕様との矛盾: 既存の仕様書・設計書・README と衝突する要求が無いか。 矛盾があれば 仕様を書く前に 利用者へ提示して解消する。
調査結果は要約して提示する(ファイル一覧の羅列ではなく、判断に効く所見にまとめる)。
手順 3: 仕様の作成
references/template.md の構成でドラフトを作り、承認後に
docs/dev/<対象>/spec.md へ書き込む。必須セクションは
目的 / スコープ / 機能要求 / 非機能要求 / 受け入れ条件 / スコープ外 の 6 つ。
- 機能要求は
REQ-#契約に従って付番する。 - 受け入れ条件は各行が
REQ-#を参照する。要求に紐づかない AC を作らない。 - 「スコープ外」は空にしない。検討して落としたものを明示的に書く(後の議論の再燃を防ぐ)。
- 原則 3 の記述品質を書き終わりに自分で通す(曖昧語の検索は機械的にできる)。
手順 4: セルフ機械検査
後述の「セルフ機械検査」を実行し、NG があればその場で直してから完了宣言する。
改訂モード
既存の docs/dev/<対象>/spec.md を検出したら改訂モードに入る。
手順 1: 未反映の改善提案を収集
以下の入力源を横断して、まだ仕様へ反映されていない 指摘・提案を集める。 入力源は疎結合で、どれか 1 つでもあれば成立する:
docs/test/<対象>/配下のテスト成果物の「改善提案」セクション (test-analysis.md/test-design.md/test-plan.md等)docs/test/<対象>/test-review-*.mdの「未解消の指摘」- ユーザーの直接指示(この会話で渡された変更要望)
- 任意のレビュードキュメント(パスを渡されたもの)
既に現行 spec.md へ反映済みの提案は候補から外す(二重反映を防ぐ)。
手順 2: 取捨選択
収集した提案を一覧で提示し、AskUserQuestion(推奨案を先頭)で採否を確認する。
提案が多いときは論点ごとに分けて訊く。各提案には「反映すると REQ-# がどう変わるか」
(追加 / 条件の変更 / 削除)を添える。
手順 3: 反映
採用された提案だけを spec.md へ反映する。
REQ-#は追番。既存の最大番号の次から採番する。- 既存 ID の意味を変えない。「REQ-03 の内容を別物に差し替える」ような改訂は下流の
TC-#の参照先を silently 壊す。内容が別物になるなら 新しい ID を採る。 - 削除は下流破壊。要求を落とすときは利用者へ次を警告した上で行う:
既存のテスト条件がその
REQ-#を参照していると 孤児参照 になり、 セルフ機械検査(下流参照の破壊検査)で FAIL する。落とすなら下流成果物側の更新が要る。 - テスト成果物側の改善提案の 削除はしない(testing スキルの責務)。反映したことは 報告で伝え、テスト成果物の掃除は該当 testing スキルの再実行に委ねる。
手順 4: セルフ機械検査
作成モードと同じ(下記)。
セルフ機械検査
終了前に、test-review の決定論スクリプトを spec モードで自分に対して実行する。
<review-check.sh のパス> spec docs/dev/<対象> [docs/test/<対象>]
- 第 2 引数は開発ドキュメントのディレクトリ(
docs/dev/<対象>)。 - 第 3 引数のテストドキュメントディレクトリは省略可(省略時は
docs/dev/<対象>からdocs/test/<対象>を自動導出する)。 - 検査内容: 必須セクションの存在 /
REQ-#の一意性・形式・重複欠番 / 受け入れ条件の空欄とREQ-#紐づけ / 下流参照の破壊検査(既存test-analysis.mdのTC-#が参照するREQ-#を仕様改訂で消していないか = 孤児参照検出)。
スクリプトの探索
次の順で探し、最初に見つかったものを使う:
- 作業リポジトリ内の
skills/testing/test-review/scripts/review-check.sh - install 済み testing-skills プラグインの同一パス
(
~/.claude/plugins/配下等。プラグインの配置は環境で変わるため実在確認をしてから使う)
どちらにも無ければ検査をスキップし、その旨を利用者へ明示する(例:
「review-check.sh が見つからないためセルフ機械検査をスキップした。testing-skills を
install するか、/test-review <対象> spec で別途ゲートを通してほしい」)。
スクリプトの不在を理由に仕様作成を失敗させない(原則 1: graceful degradation)。
NG が出たとき
NG は形式契約の違反であり事実なので、利用者判定を待たずにその場で直す。 直したら再実行して NG ゼロを確認する。SKIP(突合先の成果物が無い等)は問題ではない。
終了条件
以下を全て満たしたら 「<対象> の仕様は完了」と明言 して閉じる。満たしていない項目が あれば、何が残っているかを列挙して先へ進めない。
- 作成モードなら grilling で要求合意済み・整合調査済み(手順 1・2)。 改訂モードなら提案の収集と取捨選択が利用者確認済み(手順 1・2)。
docs/dev/<対象>/spec.mdが規約パスへ書き込み済みで、必須 6 セクションを持つ。- 全機能要求に一意な
REQ-#が付き、受け入れ条件の各行がREQ-#を参照している。 - セルフ機械検査が NG ゼロ、またはスクリプト不在によるスキップを利用者へ明示済み。
完了後の次の一手として、以下を 提案するに留める(本スキルは実行しない):
- 正式ゲート:
/test-review <対象> spec - テスト計画・分析:
/test-plan <対象>//test-analyze <対象> - 基本設計:
/basic-design <対象>
用語
- 要求(requirement): プロダクトが満たすべきこと。本スキルでは
REQ-#で一意識別する。 - 受け入れ条件(acceptance criteria): 要求が満たされたと判断する条件。
AC-#。 - 孤児参照(orphan reference): 下流成果物が参照している ID が上流から消えた状態。
- トレーサビリティ(traceability): 要求・テスト条件・ケース・欠陥の間の対応関係。
レビュー
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同じリポジトリのスキル
概要と使いどころ
spec.md の REQ-# を入力に、機能一覧・モジュール構成・インターフェース・データフローを持つ docs/dev/<対象>/basic-design.md を作成・改訂するスキル。/basic-design <対象名> で明示的に呼び出されたときのみ使用する。
技術的な内容を、技術用語を排したビジネス職向けの平易な説明文に翻訳する。`/biz-translate` と明示的に呼ばれたときのみ実行する。
`git commit` / `git commit --amend` を実行する前、または「commit」「amend」「コミット」「コミットして」の一語・短文だけを渡された時点で必ず発火する git コミット実施ルール。理由や差分の説明が一切無くても、ファイル全文を読んでメッセージを組み立てる前に先に参照する。主目的は論理的に独立した修正を都度・適切な粒度でコミットすること。メッセージは Conventional Commits 形式、素材は同梱の決定論スクリプト commit-context.sh が出す staged diff のみ。「コミット分けて」と依頼される、独立した複数修正をまとめるか分けるか判断する、レビューコメント対応をコミットする、rebase / squash / cherry-pick 後のメッセージを整える、`gh pr create` の PR タイトルをコミット流儀へ揃える場面でも参照する。plan モードでのコミット計画の立案は commit-plan スキルの領分。
実装計画・リファクタリング計画・レビュー対応計画・並列作業のタスク分解など、計画を成果物として書き出すときに必ず参照するコミット計画ルール。plan モードでは ExitPlanMode で plan を提示する前に必須、計画ドキュメントや job-graph のタスク分解・エージェントへの指示文でも同様に適用する。計画成果物にコミット計画セクション(論理的に独立した修正単位での分割と Conventional Commits 形式のメッセージ)が無ければ実装に入らない。「実装計画を立てて」「planを立てて」「実行計画を作って」「リファクタリング計画を立てて」「コミット計画を立てて」「タスクを分解して」と依頼される、複数の独立した修正をまとめるか分けるか計画段階で判断する等の場面では、ユーザーが「コミット」に一切言及していなくても必ず発火する。コミットの実施(素材収集・メッセージ確定・git commit 実行)は commit-flow スキルが担う。
プロジェクトに 1 つの「完成の定義」docs/dev/definition-of-done.md を対話で構築・改訂し、機械判定節と人判定節の二部構成で書き出すスキル。/def-done で明示的に呼び出されたときのみ使用する。