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error-handling

エラーハンドリングのベストプラクティスを適用するスキル。回復可能性を基準にしたエラー設計、 Either/Result型の使用、ドメインエラーとシステムエラーの適切な分類を支援する。コードレビュー、 新規実装、リファクタリング時にエラー処理パターンの改善が必要な場合に使用。

対象言語: Go, Rust, Scala, Java, TypeScript, JavaScript, Python。トリガー:「エラー処理を改善して」 「Result型を使いたい」「例外設計をレビューして」「回復可能なエラーの設計」といった エラーハンドリング関連リクエストで起動。

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エラーハンドリング

回復可能性を基準にしたエラーハンドリング設計を支援する。

基本方針

ドメインロジック(ビジネスルール)では Either/Result 型を採用する。

  • ドメイン層のエラーは呼び出し元が判断すべき → 型で明示
  • 例外は制御フローではなく、本当の異常事態に限定
  • 戻り値の型を見るだけでエラーの可能性が分かる設計

判断フロー

エラー発生
    ↓
回復可能か?
    ├─ YES → Either/Result型で表現
    └─ NO → 例外/panicで即座に停止
回復可能回復不能
ビジネスルール違反引数の不正 (IllegalArgumentException)
外部システムエラー状態の矛盾 (IllegalStateException)
権限不足・リソース競合到達不可コード (unreachable)

回復可能なエラー

Either/Result型で表現し、呼び出し元に判断を委ねる。

// TypeScript - neverthrow
function findUser(id: string): Result<User, UserError> {
  if (!isValidId(id)) return err({ type: 'VALIDATION_FAILED', field: 'id' });
  return repository.find(id)
    ? ok(user)
    : err({ type: 'NOT_FOUND', userId: id });
}

回復不能なエラー

プログラムの前提条件違反は即座に停止。

// 引数の不正 → IllegalArgumentException 相当
if (order === null) throw new Error('order must not be null');

// 状態の矛盾 → IllegalStateException 相当
if (order.status === 'COMPLETED' && order.items.isEmpty())
  throw new Error('completed order must have items');

// 到達不可コード → unreachable
default: throw new Error(`unreachable: ${status}`);

推奨ライブラリ

言語ライブラリ選択基準
TypeScriptneverthrowResult のみで十分な場合(軽量・シンプル)
TypeScriptfp-ts関数型全般を使う場合(Option, Task, IO, Reader 等)
JavaScriptneverthrowTypeScript と同様
Rust標準 Result<T, E>常にこれを使用。エラー定義には thiserror
Go標準 (T, error)Go らしいシンプルなコードを書く場合
Gosamber/moResult/Either でチェーン処理したい場合
Scala標準 Either[L, R]標準で十分。cats は大規模 FP 向け
Javavavr.io Either関数型コレクションも使うなら vavr 一択
Pythonreturns (dry-python)本番環境向け。型アノテーション充実
Pythonresult軽量。Rust ライクなシンプルな API

詳細ガイドライン

全言語の実装パターン、エラー型設計の詳細は references/guidelines.md を参照。

関連スキル(併読推奨)

このスキルを使用する際は、以下のスキルも併せて参照すること:

  • error-classification: エラーの分類(Error, Defect, Fault, Failure)に基づく処理方式の選択
  • domain-building-blocks: ドメイン操作におけるResult/Eitherの適用
  • repository-design: リポジトリのエラー処理パターン(同期・非同期)

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