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繰り返し作業の自動化を仕様にまとめる ― loop-me スキル

cccskills 編集部読了 約 9 分

この記事の結論

こんな人に
毎週の定例業務や毎朝の作業を自動化したいのに、何をどこまで任せるか整理できていない人
入れると
  • 推奨回答付きの質問に答えていくと、任せる作業と自分が判断する場面が分かれる
  • 開始条件と確認のタイミングが、ワークフローごとの仕様ファイルにまとまる
  • 実装担当のエージェントにそのまま渡せて、追加の質問なしで作れる仕様が残る
向かない人
自動化の仕組みをすぐ動かしたい人や、仕様はもう固まっていて実装だけ頼みたい場面

loop-meを使うと、定例業務を自動化したい人が、質問に答えるだけでワークフロー仕様を作れます。できあがるのは、実装担当にそのまま渡せる仕様。開始条件、人が確認する場面、確認のときに見せる要約が、やり取りの中で一つずつ決まっていきます。この記事では、仕様ができるまでの流れ、インストール方法、依頼文の例、使う前に確かめることを順に紹介します。

目次

使うとこうなる

loop-meを呼び出すと、エージェントが質問を重ねながら、繰り返し作業をワークフローの仕様書の形にしていきます。たとえば次のように頼みます。

/loop-me 毎週月曜に、先週届いた問い合わせをまとめてチームに共有している作業

エージェントが最初に確かめるのは、作業フォルダのNOTES.md。中身が空か少ないときは、仕様の話に入る前に聞き取りから始まります。聞かれる内容は、使っているツールや情報を受け取る経路、社内での呼び方です。

そのあと、質問が1ラウンドずつ届きます。各質問には推奨回答が付いているので、それでよければ同意し、違えば実情を答えるだけで構いません。答えが固まるたびに、workflows/フォルダの仕様ファイルが作られ、書き換えられていく仕組みです。

仕様に入るのは、何をきっかけに動くか、どこで人が確認するか、確認のときに何を見せるかです。**質問が一つでも残っている間は、仕様は完成扱いになりません。**実装担当のエージェントが一度も質問せずに作れる状態になった時点で、仕様の完成です。

loop-meでできること

loop-meは、仕事や暮らしの中の繰り返しを「ループ」として捉え、任せられる形に整理するスキルです。生活全体を、ループの中にループが入った構造として眺めます。対象はキャリアや1週間から、毎朝の習慣、一つの反復作業まで。

こう見ると、活動がどれほど予測できるかが分かります。そこから、人に任せる価値のある作業が見えてきます。

対象がまだ決まっていなくても構いません。繰り返しのパターンから、本人が気づいていないループを候補として提案してくれるためです。

質問で決まっていく4つの要素

やり取りの中では、次の4つの考え方が使われます。毎回埋めるチェックリストではありません。そのワークフローに必要なときだけ持ち出される共通語です。

用語意味
Trigger(開始条件)毎回の実行を始めるきっかけ。新しいメールや新しいIssueのような「イベント」と、毎朝のような「スケジュール」がある。イベントで始めるほうが効率的なことが多い
Checkpoint(人による確認)利用者が内容を確かめたり判断したりする地点。確認なしで自動で動くワークフローもある
Push right(確認を後ろに寄せる)人を呼ぶ前にできる作業をすべて済ませ、準備が整った最後に一度だけ確認を求める考え方
Brief(判断用の要約)確認の場面で見せる短い要約。何を作ったか、なぜそうしたか、成果物へのリンクをまとめ、生の出力は見せない

確認する人が読むのは、下書きではなく要約です。確認にかかる時間を短くすることが重視されています。

構造を押し付けない

loop-meは、AIの利用や人による確認、定期実行を求めることはありません。**AIも確認も定期実行も、質問を通じて必要だと分かったときだけ仕様に入ります。**AIを一切使わないワークフローも、確認を挟まず自動で回るワークフローも仕様にできます。

作業フォルダに残るもの

作業フォルダに残る成果物は、次の2種類のファイルです。

ファイル中身
workflows/*.mdワークフロー1つにつき1ファイルの仕様。これが正本になる
NOTES.md利用者の環境のメモ。使っているツール、処理している情報の経路、それぞれの呼び方を記録する

あいまいな言葉は、出てきた時点で決まった呼び方に整えられ、NOTES.mdに記録されます。ファイルの作成・編集・削除は、決まった仕様の内容に合わせて行われる仕組みです。

インストール方法

入れ方は、コマンドを使う方法とエージェントに頼む方法の2つです。コマンドは次のとおりで、Claude CodeやCodexなど、入れる先のエージェントを選べます。

npx skills add https://github.com/mattpocock/skills --skill loop-me

中身を確かめてから入れたいときは、エージェントに次の文面を送ってください。

次の Agent Skill をインストールしてください。
https://github.com/mattpocock/skills/tree/main/skills/in-progress/loop-me

まず SKILL.md と付属ファイルの中身を確認し、不審な処理(外部への送信、認証情報の読み取りなど)がないことを確かめてから、Claude Code なら ~/.claude/skills/loop-me/、Codex なら ~/.agents/skills/loop-me/ に配置してください。

置き場所は、すべてのプロジェクトで使うか、特定のプロジェクトだけで使うかで変わります。

エージェント全体で使うプロジェクトだけで使う
Claude Code~/.claude/skills/プロジェクトの.claude/skills/
Codex~/.agents/skills/プロジェクトの.agents/skills/

含まれるファイルは、SKILL.mdとagents/openai.yamlの2つです。

使い方の例

loop-meは自動では起動せず、利用者が明示的に呼び出して使います。Claude Codeなら、/loop-meに続けて設計したいワークフローを書きます。何も書かずに呼び出した場合は、候補探しからのスタートです。

任せられる作業を洗い出す

/loop-me 自分の仕事で、任せられそうな繰り返し作業を探してほしい

最初に、使っているツールや情報の受け取り方についての聞き取りがあります。そのうえで、毎朝や毎週の繰り返しの中から、任せる候補になるループが提案されます。

開始条件と確認のタイミングを決める

/loop-me 経費精算の申請チェック。いつ動き出すかと、自分が確認する場面を一緒に決めたい

まず開始条件について、推奨回答付きの質問が届きます。申請が届いたときに動くか、決まった時刻に動くかを問う質問です。

確認の場面は、準備をできるだけ済ませたあとの位置に置く方向で詰められます。確認のときに見せる要約の中身も、この流れの中で決まります。

実装担当に渡せるまで詰める

/loop-me workflows にある問い合わせまとめの仕様を見直して、実装担当がそのまま作れる状態にして

質問として出てくるのは、既存の仕様に残っているあいまいな点です。答えに合わせて仕様ファイルが書き換えられ、不要になった仕様は削除されます。質問がなくなった時点で、実装担当に渡せる仕様の完成です。

注意点

loop-meが作るのは仕様だけです。メールを読む仕組みや定期実行の設定など、自動化そのものの実装は別の作業として行います。

このスキルは、別のスキルである/grillingを使う前提で作られています。入れる前に、お使いの環境で/grillingが使えるかを確かめてください。

質問への答えは、実際の業務に沿って具体的に書くほど、そのまま使える仕様になります。推奨回答が実情と違うときは、同意せずに本当の手順や例外を伝えてください。ファイルは作業フォルダの中に作られるので、専用のフォルダで始めると整理しやすくなります。

配布元はmattpocock/skillsで、ライセンスはMITです。このスキルが置かれているのは、リポジトリのin-progressフォルダ。入れる前にはSKILL.mdと付属ファイルを読み、不審な処理がないことを確かめてください。

関連スキル

同じmattpocock/skillsリポジトリには、loop-meの前後で役立つスキルがあります。

ask-mattは、アイデアの整理や実装、不具合調査などの状況に合わせて、使うスキルとその順序を案内します。loop-meで仕様を作ったあと、次に何を使って進めるか迷ったときの相談役です。

domain-modelingは、プロジェクトで使う業務用語や概念の境界を、具体例とコードとの照合で明確にするスキルです。決まった定義は用語集に記録されます。loop-meで整えた呼び方を、実装の段階でも揃えておきたいときに向いています。

まとめ

loop-meは、繰り返し作業を質問で掘り下げ、実装担当が追加の質問なしで作れるワークフロー仕様にまとめるスキルです。開始条件、人が確認する場面、確認で見せる要約は、推奨回答付きの質問を通じて決まります。

作るのは仕様で、自動化の実装は別に行います。定例業務の自動化に向けて、何をどこまで任せるかをまず固めたい人にとって、最初の一歩になるスキルです。詳しくはcccskillsのページをご覧ください。

よくある質問

エンジニアでなくても使えますか
使えます。届く質問には推奨回答が付いているので、それでよいか、実情はどう違うかを答えていけば進む仕組みです。プログラムを書く必要はありません。
何を自動化したいか決まっていなくても大丈夫ですか
大丈夫です。対象を指定せずに呼び出すと、仕事や暮らしの繰り返しのパターンから候補が提案されます。最初に、使っているツールや情報の経路を聞かれるので、普段の作業をそのまま話してください。
必ずAIや定期実行を使う仕様になりますか
なりません。AIの利用、人による確認、定期実行のそれぞれについて、必要かどうかを質問の中で判断します。AIを使わない手順や、確認なしで回る手順も仕様にできます。

このスキルを試す

loop-me の入れ方とインストールコマンドは、cccskills のスキルページにまとめてあります。

この記事は、公開されている SKILL.md と cccskills の紹介文をもとに AI(Claude)が下書きし、cccskills 編集部の方針に沿って推敲・公開しています。正確な仕様はスキルのページで原文を確認してください。

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