本文へ移動
cccskills
無料GitHub で公開

osint

公開情報を使った調査(OSINT=オープンソース・インテリジェンス)を支援する。画像・動画のジオロケーション(撮影地特定)、SNS分析、衛星画像・地図、逆画像検索、顔・人物照合、メタデータ解析、航空機・船舶の追跡、企業・資金・制裁の調査、ウェブアーカイブの保存、日本の公的情報源の活用までを扱う。

「撮影場所を特定したい」「この画像・動画を検証したい」「企業や資金の流れを調べたい」「衛星画像で確認したい」などの依頼で使う。合法・倫理的な範囲を前提とする。

sgbms1/ja-news-skillsスター 3(GitHub 3 + cccskills 0)

実行スコア 未検証

インストール方法を見る

含まれるファイル(7)

  • SKILL.md13.2 KB
  • LICENSE-CC-BY-4.0.txt2.6 KB
  • references/ai-tools.md7.6 KB
  • references/country-resources.md8.5 KB
  • references/index.md1.8 KB
  • references/llms.md7.9 KB
  • references/maps-satellites.md7.3 KB

SKILL.md(原文)

インストールする前に、エージェントに与えられる指示の中身を確認できます。

OSINT(公開情報による調査)

公開情報(オープンソース)だけを使って、画像・動画・SNS・地図・企業情報などを調べ、検証するための手順とツールの手引き。 Bellingcat の調査ツールキット、AI 系 OSINT ツール、各国・日本の公的データベースをもとに、日本の記者の実務向けに再構成している。

大前提(合法・倫理):本スキルは、公開された情報を、合法かつ倫理的な範囲で扱うことを前提とする。 不正アクセス(不正アクセス禁止法)、個人情報の不適切な取得・利用(個人情報保護法)、名誉毀損・プライバシー侵害・ストーキングにあたる行為は行わない。 ツールの結論は確率や推定にすぎず、最終的な事実確認と報道判断は記者が行う。法的判断が必要なときは社内法務・弁護士に相談する。本スキルは法的助言ではない。

このスキルを使う場面

  • 公開情報による調査(オープンソース調査)を行うとき
  • 写真・動画の撮影場所を特定(ジオロケーション)したいとき
  • SNS(Facebook・Instagram・X/Twitter・TikTok・YouTube・Telegram 等)の投稿を分析・保存したいとき
  • 画像の真偽・加工・生成を検証したいとき(逆画像検索・メタデータ・ディープフェイク検知)
  • 航空機・船舶・車両の動きを追跡したいとき
  • 企業・役員・資金の流れ・制裁対象を調べたいとき
  • 環境・野生生物の犯罪を調べるとき
  • ウェブの内容を証拠として保存(アーカイブ)したいとき
  • 日本の公的情報源(登記・EDINET・官報・裁判・統計・地図 等)を当たりたいとき

倫理・法令の基本(最初に読む)

公開情報の調査でも、日本では次の法令・倫理に常に注意する。

## OSINT を行う前のチェック

### 合法性
- [ ] 不正アクセス禁止法:他人の ID・パスワードでのログイン、認証突破、非公開領域への侵入はしない
- [ ] 個人情報保護法:取得・保管・第三者提供のルール。取材・報道目的の例外はあるが、扱いは慎重に
- [ ] 名誉毀損・プライバシー・肖像権:公開情報でも、私生活上の事実の暴露・誤った同定は法的リスク
- [ ] ストーカー規制法・迷惑行為:個人の所在・行動の継続的な追跡は要注意
- [ ] 各プラットフォームの利用規約:自動収集(スクレイピング)・偽アカウントは規約違反になりうる

### 倫理(取材実務)
- [ ] 公益性:その情報を調べ・公にする公益上の必要があるか
- [ ] 比例性:目的に対して手段が過剰でないか(一般人・無関係者の個人情報を広げない)
- [ ] 二次被害の防止:誤同定・特定の助長・晒し行為につながらないか
- [ ] 検証の多重化:単一ツール・単一ソースの結論で報じない
- [ ] 自分と情報源の安全:足跡(アクセス元・アカウント)から調査が露見するリスク

### 記録(説明できる状態にする)
- [ ] いつ・どのツールで・何を見つけたかを記録(後から再現・説明できるように)
- [ ] 元ページを取得時点でアーカイブ(削除・改変に備える)

ツールの分類(全体像)

詳細は references/ の各ファイルを参照。ここでは全体像を示す。

AI を使ったツール

  • AI ジオロケーション:GeoSpy、Picarta、GeoFinder、EarthKit、Planet
  • AI 顔・画像検索:Lenso.ai、FaceSeek、ProFace Finder
  • AI インフラ検索:CensysGPT、ZoomEye GPT、ShodanGPT
  • ディープフェイク/AI 生成検知:Sensity.ai、DeepWare、AI Detector
  • 統合プラットフォーム:Cyclect(475以上のツール集約)、Ubikron、Taranis AI

地図・ジオロケーション

  • 地図:Google マップ、Bing マップ、Apple マップ、Yandex マップ、OpenStreetMap、(日本)地理院地図
  • 衛星画像:Sentinel Hub、Google Earth Pro、NASA Worldview、Planet、(日本)だいち/陸域観測衛星のデータ
  • ストリートビュー:Google ストリートビュー、Mapillary、KartaView
  • 補助ツール:SunCalc(影と太陽位置)、Shadow Finder、PeakVisor(山の稜線照合)

画像・動画の分析

  • 逆画像検索:Google レンズ、TinEye、Yandex 画像検索
  • 顔照合:PimEyes、FaceCheck.ID(※顔認識は法域により制限。慎重に)
  • メタデータ:ExifTool、Forensically
  • 動画:InVID-WeVerify、Azure AI Video Indexer

SNS

  • Facebook:Who Posted What?、Meta Content Library
  • Instagram:場所検索、Instaloader
  • Telegram:TGStat、Telemetrio
  • TikTok/その他:Zeeschuimer(ブラウザ収集)
  • X/Twitter:高度な検索(advanced search)
  • YouTube:地理検索(Geofind)
  • ユーザー名横断検索:Sherlock、Maigret、WhatsMyName

人物・身元

  • ユーザー名横断検索:Namechk、Blackbird、Sherlock
  • 漏えいデータ確認:Have I Been Pwned(自分や同意者のアドレス確認の範囲で)
  • ※ 個人の特定・追跡は、公益性・適法性・比例性を満たす範囲に限る

企業・資金

  • 法人登記:(日本)登記情報提供サービス/国税庁法人番号公表サイト、(海外)OpenCorporates、英 Companies House
  • 有価証券報告書等:(日本)EDINET、(米)EDGAR
  • 制裁:OpenSanctions、EU Sanctions Map
  • 実質的支配者・リーク:Open Ownership、ICIJ Offshore Leaks、OCCRP Aleph

交通の追跡

  • 航空機:Flightradar24、FlightAware、ADS-B Exchange
  • 船舶:MarineTraffic、VesselFinder、Global Fishing Watch
  • 車両:ナンバープレート資料(国・地域別)

紛争・兵器

  • 紛争データ:ACLED、Liveuamap
  • 兵器・不発弾の識別:Bulletpicker、CAT UXO

環境・野生生物

  • 森林減少:Global Forest Watch
  • 野生生物取引:CITES 取引データベース、Wildlife Trade Portal

アーカイブ

  • ウェブアーカイブ:Wayback Machine、Archive.today、Web Archives 拡張
  • 自動アーカイブ:Auto Archiver、Hunchly

データ整理・分析

  • 可視化:Datawrapper、Gephi、RAWGraphs
  • ナレッジ管理:Obsidian、Zotero
  • 調査プラットフォーム:Maltego、Atlos

リファレンス・ファイル

  • references/index.md — リファレンスの目次
  • references/ai-tools.md — AI を使った OSINT ツール(ジオロケーション・顔/画像検索・インフラ検索・ディープフェイク検知・統合基盤)
  • references/maps-satellites.md — 地図・衛星画像ツールの使い分けと主要ツール(日本の地図・衛星資源を追加)
  • references/llms.md — Bellingcat ツールキット(185以上のツール)の要点と使い分け。網羅リストは原典参照
  • references/country-resources.md — 日本の公的情報源を中心とした調査リソース(登記・EDINET・官報・裁判・国会会議録・e-Stat・国土地理院 等)

クイック・リファレンス(手順)

ジオロケーション(撮影地の特定)

1. メタデータを確認(ExifTool)
   - GPS が残っていれば候補に。ただし SNS 経由の画像は通常削除されている
2. 逆画像検索(Google レンズ/Yandex/TinEye)で同一・類似画像を探す
3. 画像内の手がかりを読む
   - 看板・標識・言語、車のナンバー様式、電柱・ガードレール・道路標示
   - 山の稜線(PeakVisor)、建物・ランドマーク、植生・気候
4. 影と太陽位置で時刻・方角を推定(SunCalc/Shadow Finder)
5. 地図・衛星・ストリートビューで照合
   - 日本国内なら地理院地図/Google マップ/ストリートビューを併用
6. 複数の手がかりが一致して初めて「特定」とする。一点突破で断定しない

画像・動画の検証

1. 取得した時点で元ページをアーカイブ(後の削除・改変に備える)
2. 逆画像検索で初出・流用を確認(使い回し・古い画像の転用を疑う)
3. メタデータ・編集痕(Forensically、InVID-WeVerify のフレーム抽出)
4. 生成・改変の可能性は検知ツールで確認(あくまで確率。結論にしない)
5. 一次情報(当事者・現地・公的記録)に当たって裏を取る

SNS 投稿の保存(アーカイブ)

1. Auto Archiver で自動保存、または Archive.today で即時スナップショット
2. Wayback Machine で長期保存
3. 動画は削除前にダウンロードして保全(取得日時・URL・取得方法を記録)
4. 規約・著作権・肖像権に注意。誤情報の原本はそのまま拡散しない

ユーザー名・アカウントの調査

1. Sherlock/Maigret/WhatsMyName で複数サイトの同名アカウントを横断確認
2. プロフィール・投稿の相互参照で同一人物性を評価(同名異人に注意)
3. 関係をグラフ化(Maltego/Gephi)
※ 個人の特定は、公益性・適法性・比例性を満たす範囲に限る。私人の晒しは行わない

企業・資金の調査(日本中心)

1. 法人の同定:国税庁「法人番号公表サイト」で法人番号・所在地を確認
2. 登記:登記情報提供サービス/法務局で履歴事項全部証明書を取得(役員・資本・本店移転)
3. 開示資料:上場・大規模法人は EDINET で有価証券報告書・大量保有報告書を確認
4. 公告・倒産・許認可:官報、各業法の許認可・行政処分の公表を確認
5. 海外接続:OpenCorporates/OpenSanctions/ICIJ Offshore Leaks で国外法人・制裁・リークを照合
詳細は references/country-resources.md を参照

関連スキル

  • joho-gen-kensho(情報源検証) — SNSアカウント分析、逆画像・動画検証、AI生成検知の詳細手順
  • fact-check(ファクトチェック) — 拡散する言説の事実確認
  • shashin-metadata(写真メタデータ) — Exif/GPS/来歴メタデータの読み解き
  • joho-kokai-seikyu(情報公開請求) — 一次情報となる行政文書を正規に入手する

注意

  • ツールは口座開設・利用制限・有料化がある。最新の利用条件を確認する。
  • 顔認識・データ漏えい検索などは、法域・規約で制限される。日本では個人情報保護・プライバシーに特に配慮する。
  • AI ジオロケーション・生成検知は推定であり、従来手法(地図・ストリートビュー・一次情報)と必ず突き合わせる。
  • すべての所見は複数ソースで裏を取る。単一ツールの結論で報じない。

出典・ライセンス(帰属表示)

本スキルは osint skill(by Florent "Flo" Daudens, CC BY 4.0, https://github.com/fdaudens /Bellingcat ツールキット・Inclusive Development International・DigitalDigging を統合した原典)を 原典の構成(利用場面・ツール分類・リファレンス・クイックリファレンスの各手順)に沿って日本語化し、 日本の記者実務・法令(不正アクセス禁止法・個人情報保護法・名誉毀損/プライバシー)と日本の公的情報源(登記・EDINET・官報・裁判・e-Stat・国土地理院 等)に再構成したものです。 巨大なツール網羅カタログ(Bellingcat の全ツール一覧、地図・衛星の全項目)は逐語訳せず、使い分けの枠組みと主要ツールに要約し、割愛部分は「原典に網羅リストあり(出典参照)」と明記しています。 各ツール提供元・第三者の著作物本文は転載していません。原作者および各提供元の公認・推奨を受けたものではありません。 本スキルは CC BY 4.0 のもとで、原作者 Florent "Flo" Daudens を帰属表示して再配布されます。ライセンス全文・条件は同梱の LICENSE-CC-BY-4.0.txt を参照。

レビュー

まだレビューはありません。使ってみた感想をお寄せください。

コメント

ログインなしで書き込めます。使ってみた感想、質問、動かなかった環境などを気軽にどうぞ。

まだコメントはありません。最初のコメントを書いてみませんか。

送信するとすぐに公開されます。メールアドレスや電話番号などの個人情報は書かないでください。URL は 2 つまでです。

0 / 1000 文字

このフォームは reCAPTCHA で保護されており、Google のプライバシーポリシーと利用規約が適用されます。

同じリポジトリのスキル

ai-bun-shuusei

無料概要あり

AIが生成しがちな「いかにもAIっぽい」日本語の定型表現・水増し・空疎な形容を取り除き、読者の信頼を損なわない自然な文章に直す。記事・原稿・プレスリリース・告知・SNS投稿など、AIの支援を受けて書いた文章を公開前に点検するときに使う。「AI臭を消したい」「文章が機械っぽい」「人が書いたように直したい」などの依頼で使う。

sgbms1/ja-news-skills32026年7月14日 更新

data-api-catalog

無料概要あり

取材・調査・データ報道で使える無料データ源(API)のカタログ。政府統計(e-Stat)、地域経済(RESAS)、気象(気象庁)、法令(e-Gov)、企業開示(EDINET)、書誌・国会会議録(国立国会図書館)、地理空間(国土地理院)、汎用の国際API(GDELT・Open-Meteo・Wayback等)を用途別に整理し、登録要否・利用条件・選び方を示す。「無料のデータ源が欲しい」「このテーマのAPIは?」「公的データをプログラムで取りたい」といった依頼で使う。

sgbms1/ja-news-skills32026年7月14日 更新

data-hodo

無料概要あり

データ報道(データジャーナリズム)の手順を支援する。データセットの分析、グラフや地図の作成、雑然としたデータのクリーニング、統計の算出、データに基づく記事の構築に使う。「e-Statのデータを分析したい」「人口あたりで比較したい」「グラフが誤解を招かないか確認したい」「統計から記事を組み立てたい」などの依頼で使う。記者・編集者・調査担当向け。

sgbms1/ja-news-skills32026年7月14日 更新

digital-archive

無料概要あり

取材で集めた資料(開示文書・記事・SNS・反訳など)をデジタルアーカイブ化し、AIで要約・分類・エンティティ抽出・関係づけ(知識グラフ化)して横断検索できる調査基盤を作るための手引き。「取材資料を整理したい」「大量の開示文書をデータベース化したい」「人物・組織・出来事の関係を可視化したい」「調査報道のアーカイブを作りたい」などの依頼で使う。

sgbms1/ja-news-skills32026年7月14日 更新

fact-check

無料概要あり

発言・記事・SNS投稿などの主張を体系的にファクトチェックする。主張の抽出、検証可能な命題への分解、根拠の収集、当事者への確認、判定(レーティング)、記録、訂正対応までを支援する。掲載前の裏取り、ファクトチェック記事の作成、編集部の検証手順づくりに使う。「ファクトチェックして」「この発言は本当か」「裏取りの手順を」などの依頼で使う。

sgbms1/ja-news-skills32026年7月14日 更新

fact-checker-flo

無料概要あり

テキスト・記事・ウェブページの内容を、厳密な検証方法論にもとづいてファクトチェックする。検証可能な主張を抽出し、信頼できる一次情報・公的データ・検証機関と突き合わせ、各主張の真偽と確からしさ(確信度)、情報源の信頼度スコアを評価し、根拠つきの検証レポートにまとめる。「この主張を検証して」「記事をファクトチェックして」「情報源の信頼性を見て」「真偽を判定して」「誤情報か確かめて」などの依頼で使う。付属の references(信頼できる情報源/検証方法論)を参照する検証重視版。

sgbms1/ja-news-skills32026年7月14日 更新

sgbms1 のスキルをすべて見る

このスキルの問題を報告する