レッドストーン回路の自動テストが失敗した際の切り分け・局所修正手順。CLI版の mc-cli get-blocks, interact-block, place-blocks を使ったデバッグ方法を定義する。
redstone_concept_block_update_order
ブロック更新順序(W-E-D-U-N-S)、座標依存、方角依存、および1.21.2以降のレッドストーン実験。タイミングがシビアな回路設計時に読む。
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ブロック更新順序 (Block Update Order)
概要
ブロック更新順序とは、Minecraft内で複数のイベントが同じゲームティック(Tick)内に発生した際、それらがどの順番で処理されるかを決定する仕組みです。特にレッドストーン回路において、同時に動くはずのピストンやレッドストーンダストが予期せぬ動作をする原因(座標依存や方角依存)を理解し、制御するために不可欠な知識です。
仕様・論理
Minecraft Java Edition 1.21.2 以降では、レッドストーンワイヤー(ダスト)の更新ロジックが大幅に改善され、より予測可能になっています。
1. 標準的な近傍更新(Neighbor Update / NC)
ブロックの状態が変化したとき、周囲の6ブロックに送られる更新(Neighbor Changed)の標準的な順序は以下の通りです。
- 西 (West / -X)
- 東 (East / +X)
- 下 (Down / -Y)
- 上 (Up / +Y)
- 北 (North / -Z)
- 南 (South / +Z) これを「W-E-D-U-N-S」順と呼びます。レバーやトーチなどの動力源はこの順序で周囲を更新するため、回路の向きによって動作が変わる「方角依存(Directionality)」の原因となります。
2. レッドストーンワイヤーの更新(1.21.2 以降の実験的機能)
「レッドストーンの実験」を有効にした場合、以下の優先順位で更新が行われます。
- 距離優先 (Distance Priority): 動力源に近いワイヤーから順に更新されます。
- タイブレーク (Left-First): 信号の進行方向に対して「左側」にあるワイヤーが優先されます。
- 予測可能性: 方角依存 (W-E-D-U-N-S) や座標依存の多くが解消されます。
3. 座標依存 (Locationality)
同じティック内に発生する複数のイベントが、座標に基づいて処理順序が決まる現象です。
- 対策: リピーターによる遅延を 1 ティック以上挟むことで、同一ティック内の競合を避けるのが確実です。
使用ガイドライン
- 方角依存の回避: 非ワイヤー系動力源(トーチ、レバー、オブザーバー等)は W-E-D-U-N-S 順の影響を受けます。
- 決定論的な設計: 座標や方角に依存しない回路を作るには、「リピーターによる明示的な遅延」 を活用してください。
- 26.1 での推奨: 複雑な回路設計では、ワールド設定で「レッドストーンの実験」を有効にすることが推奨されます。
ソース (References)
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